【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は5日、談話を出し、ペンス米副大統領の
対中政策に関する講演に対し「中国の内外政策に数々のいわれのない非難を行った。
断固反対する」と強く反発した。ペンス氏は4日の講演で、中国がトランプ氏とは別の米大統領を
望み、米国の民主主義に干渉していると主張した。

 談話は講演内容に関し「中国が米国の内政や選挙に干渉していると中傷しているが、
でっち上げだ」と非難。トランプ大統領も米中間選挙への介入を中国が試みていると
発言しているが、華氏は「ひどいでたらめだ。われわれは米国の内政や選挙に介入することに
全然関心がない」と一連の米国の主張を一蹴した。 さらに「一体誰が他国の主権を侵犯し、
内政に干渉し、他国の利益を損なっているか、国際社会は以前から見抜いている」と対米批判を
展開した。一方で「われわれは米国と共に、相互尊重、協力と(互いが利益を得る)ウィンウィンの
実現のため尽力する」と関係改善を訴え、全面的な対立を避けたい考えも示した。
(2018/10/05-10:47)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018100500377&;g=use