下がり続ける底なしの出生率

 西暦2750年、韓国人は最後の1人が死んで地上から消える――。
韓国の行政機関、国会立法調査処がこんな発表をしたのは、
14年8月のこと。これは前年の合計特殊出生率1.19が持続した場合の推計だ。

 だが3年半後に発表された17年の合計特殊出生率は、さらに大きく悪化して1.05。
推計値を含む同年の国際比較では、1を割り込んでいるマカオ、シンガポールに次いで世界ワースト3位だ。

 韓国でも少子化と同時に高齢化が進んでいる。昨年の総人口5144万6000人のうち、6
5歳以上の高齢者は全体の13.8%。いっぽう14歳以下は13.1%にとどまり、史上初めて高齢者
子供の数が逆転した。


https://biz-journal.jp/2018/05/post_23395.html