強引にバス追い越しか、乗客けが 河津町職員を逮捕
9/19(水) 17:05配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180919-00000028-at_s-l22

 強引な追い越しで観光バスを急停車させ、乗客に重軽傷を負わせたなどとして下田署は19日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで河津町浜、同町職員の男(24)を逮捕した。車同士が接触する事故は起こしていないが、同署は容疑者の危険な運転がけがの主因として立件した。

 逮捕容疑は8月26日午前7時ごろ、東伊豆町奈良本の国道135号で乗用車を運転し、前方の大型観光バスを追い越した際に乗客3人に重軽傷を負わせながら、そのまま走り去った疑い。
下田市の女性会社員(43)がバスのフロントガラスまで飛ばされて腰の骨を折る重傷、同市の女性会社員(36)と東伊豆町の男性会社員(34)はともに打撲など軽傷を負った。

 同署によると、容疑者は「現場付近を走っていたが、バスは追い越していない」と容疑を否認しているという。

 現場は片側1車線で、右カーブ手前の下り坂。追い越し禁止区間ではないが、容疑者が対向車線から追い抜いたため、観光バスと対向の乗用車の計2台が急ブレーキを掛けて停車したという。バスには運転手を含めて14人が乗っていた。

 河津町によると、容疑者は健康福祉課主事で介護の仕事を担当していた。当日は日曜で休みだったとみられる。岸重宏町長は「町職員に対する信頼を失墜させる事態となり、深くおわびする。事実関係を把握した上で厳正に対処する」とコメントした。