新宿−横浜間10分の衝撃!? 米ウーバーが狙う「第2の移動革命」 (1/3)

新宿から横浜に、10分で到着――。
ライドシェア(相乗り)サービスで世界の移動のあり方を大きく変えた
米配車大手ウーバー・テクノロジーズは、2023年にも“第2の革命”を起こそうと準備をしている。
スマートフォンで手続きをして、気軽に主要都市間を飛行する「空飛ぶタクシー」構想だ。
課題は多いが、そのインパクトは大きく、実現に向けた取り組みが注目される。
 「2次元のトランスポーテーション(交通)には限界がある。
3次元に踏み出し革命的に変えたい。空に、迅速で安全な交通網が構築できる」
 8月末、ウーバーは同社が計画する空飛ぶタクシー「ウーバーエア」について説明するシンポジウムを
東京都内で開催。バーニー・ハーフォード最高執行責任者(COO)は、その将来性の大きさを強調した。


 構想では、乗客は同社のライドシェアと同じようにスマホで“乗車”予約し、
ビルの屋上などに設置する離着陸地点「スカイポート」に移動。
複数の電動プロペラを持つ「eVTOL(電動垂直離着陸車両)」で
他の都市のスカイポートまで飛ぶ−というものだ。
ここで例えに出したのが、新宿駅(東京都新宿区)上空から横浜スタジアム(横浜市)を結ぶルートだった。
 ハーフォード氏は、世界的に都市部の人口増が加速するとの予測について
「経済的なチャンスである一方、交通渋滞という大きな損失も懸念される」と指摘。
渋滞を解消できる新しいモビリティー(乗り物)の必要性を訴えた。
また、「インドのムンバイやニューデリーでは、何万人もの人が2時間以上かけて通勤している。
これを短縮できれば家族と過ごしたり、仕事したりすることに時間を使える」と、
具体的な事例を出して必要性を説明した。

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