観光客を呼び戻せ! 札幌の温泉街があの手この手で打開策

今月6日の地震以降、北海道では、宿泊施設のキャンセルが相次ぐなど、観光産業への影響が
広がっていますが、道内の温泉では客を呼び戻すための取り組みが本格化しています。

このうち、札幌市近郊にある道内有数の温泉「定山渓温泉」では、日帰り入浴を半額にする
キャンペーンを行っています。

この温泉では、地震が起きて以降、予約のキャンセルが相次ぎ、年末までの損失額は
3億3000万円に上るとみられるということです。

9か所ある施設では、例年観光客でにぎわう紅葉のシーズンを前に客を呼び戻そうとしていて、
創業90年を超える「ホテル鹿の湯」では、通常820円の入浴料を半額の410円にしています。

17日からは、それぞれの施設で2000円分のクーポンがついた特別の宿泊プランも販売するということです。

ホテルの金川浩幸常務取締役は「震災前と変わらず営業しているので、ぜひ多くの人に来てもらいたい」
と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180916/k10011632381000.html