14日午前、南相馬市の原町高校のトイレから火が出て、校舎内に煙が立ちこめました。
火はすぐに消し止められましたが、煙を吸った女子生徒9人が病院に搬送されて手当を受けました。
14日午前8時50分ごろ、南相馬市の県立原町高校で火事が起きたと教頭から消防に通報がありました。
消防と学校によりますと、燃えたのは南校舎の2階の女子トイレのトイレットペーパーで、およそ10分後に消防が到着したときには学校関係者がすでに火を消し止めていたとい
うことです。
この火事で校舎内に煙がたちこめ、女子生徒11人がけむりを吸って気分が悪くなり、このうち9人が病院に搬送されて手当を受けました。
消防によりますと、9人はいずれも自力で歩けない状態だったものの、意識はあり、命に別状はないということです。
学校によりますと、当時校内ではおよそ450人の生徒が授業を受けていて、火事のあと生徒は校庭と体育館に避難し、午後の授業は中止されました。
現場には火の気はなく、警察と消防が現場を詳しく調べ、火事の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180914/6050002655.html