来月開場する豊洲市場への移転準備が進む築地市場で14日、
15日で見学を終了するマグロ卸売場の様子が報道関係者に公開された。
国内外から訪れた観光客ら120人が、競り人と仲買人のやり取りを興味深げに見つめた。
マグロ競り場の見学は、市場の役割を広く知ってもらう目的で、
都が平成20年4月から受け入れを開始した。
昨年1年間の見学者は約2万7600人に上る。
人気が高まる一方で、見学できるのは先着120人に限られるため
深夜から並ぶ外国人観光客らが続出。この日も、午前2時に受け付けが締め切られた。
午前5時半過ぎ、冷凍の本マグロやインドマグロ計253本を前に、
仲買人が肉質や脂ののりなどを確かめる「下付け」を行う中、真剣な表情で競り場に入場した見学者ら。
午前6時、カランカランと鳴る鐘の音を合図に競りが始まると、
一斉にカメラやスマートフォンを構え、貴重な瞬間を写真や映像に収めていた。
来月11日に開場する豊洲市場でもマグロの競りは見学できるが、
専用の「見学デッキ」や建物2階の見学通路から、いずれもガラス越しに見下ろす形になる。
https://www.sankei.com/life/news/180914/lif1809140005-n1.html
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