北海道で震度7の揺れを観測した地震の影響で、静岡市のスーパーでは、北海道産の牛乳や一部の野菜が品薄になっています。
今月6日に北海道で震度7の揺れを観測した地震では、道内全域が一時停電したため乳製品の生産ができなくなったほか、
物流が止まるなどの影響がありました。
このため、静岡市駿河区のスーパーでは、地震のあと、北海道産の牛乳や大根、ジャガイモ、タマネギ、それにニンジンの
仕入れに影響が出ているということです。
店では、ほかの産地のものを仕入れていますが、北海道産の牛乳が品薄となっているほか、
1本およそ200円前後だった大根は、3割ほど値上がりし、268円となっています。
また、ジャガイモやタマネギは在庫はあるものの、地震の影響が長引けば品薄になる可能性もあるということです。
関係者によりますと、ほかの産地からの野菜を融通することで値上がりは来週には落ち着きそうだということです。
買い物に訪れた60代の男性は「今後、北海道の野菜が多少値上がりしてもしかたがないと思うので、被災地を
応援するつもりで買いたいと思います」と話していました。
増田克己店長は「仕入れを再開できるという連絡がまだないものもあります。早く元に戻り、おいしい
北海道産のものをそろえることで、消費者の要望に応えるとともに、北海道の支援につながれば」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180910/k10011622911000.html