JR西日本が、新幹線のトンネル内に社員を座らせて、最高時速300kmの風圧を間近で体感させていた。

JR西日本によると、山陽新幹線のトンネル内で研修を行っているのは、博多総合車両所と広島支所に所属する車両検査を担当する社員。

研修では、上りと下りの線路の間にある幅およそ1メートル、深さおよそ1メートルの通路に社員が座り、最高時速300kmで通過する新幹線の風圧を体感する。

研修は、新幹線の部品落下事故をきっかけに2年前から始まり、現在も続いているという。

トンネル内では、ヘルメットや防護用の眼鏡をつけているが、JR西日本労働組合は、「非常に危険な行為」だとして研修の中止を求めている。

一方、JR西日本は、「高速走行の車両の風圧を体感し、作業の重要性を学んでもらうことが目的。安全には十分配慮している」と説明しているという。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180824-00399405-fnn-soci