「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「襲撃の計画をしている」との風評が流れ自警団がいきり立つ。
当時警視庁のナンバー2だった正力松太郎(のちの読売新聞社主)もいったん、「不逞朝鮮人の一団が川崎方面から来襲」という情報を信じたが、夜の10時ごろになって虚報と判明。
「人心が異常なる衝撃をうけて錯覚を起こし、電信電話が不通のため、通信連絡を欠き、いわゆる一犬虚に吠えて万犬実を伝うるに至ったものと思います。警視庁当局として誠に面目なき次第であります」。のちにそう語っていたことが紹介されている。

https://www.j-cast.com/bookwatch/2018/08/16007811.html