全米300超の新聞社 トランプ大統領に抗議の社説を一斉に掲載

アメリカでは各地の新聞社が、自分に批判的なメディアを「フェイク・ニュース」=うそのニュースなどと
攻撃するアメリカのトランプ大統領に抗議する社説を、16日付けの紙面やウェブページに一斉に掲載しました。

アメリカのトランプ大統領は、自分に批判的なメディアについて「フェイク・ニュース」=うそのニュースや、
「国民の敵」と呼んで、公の場での演説や自身のツイッターなどで繰り返し非難しています。

こうした中、全米各地で300を超える新聞社は、トランプ大統領に抗議する社説を16日付けの紙面や

ウェブサイトに一斉に掲載しました。

このうち、社説掲載の運動を呼びかけたボストングローブ紙は「ジャーナリストは敵ではない」と
題した社説で「メディアを敵だと名指しすることは、2世紀にわたってアメリカが築いてきた
市民社会を破壊する行為だ」と指摘しています。

首都ワシントンで、全国の新聞の紙面が展示されているニュースの博物館「ニュージアム」では、
訪れる人が社説の一つ一つに見入っていました。

ネブラスカ州から訪れた男性は「政権とメディアは常に対立してきたが、トランプ大統領ほどメディアの
評判を下げようと積極的に発言している大統領はいないと思う。この状況で、メディアがこうした
社説を出すことで報道を守ろうとしているのは、当然のことだ」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180817/k10011580241000.html?utm_int=news_contents_news-main_001


アメリカには数千の新聞社が存在する。国内全域で入手可能な新聞には、
地方紙の最大手・ニューヨーク・タイムズと、2大全国紙とされているウォールストリート・ジャーナル、
USAトゥデイなどがある。アメリカでは伝統的に全国紙よりも地方紙が好まれる。地方紙は紙面全ての
記事を自社のみで作成するのは不可能であり、シンジケートと呼ばれる通信社から記事を購入する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2#.E6.96.B0.E8.81.9E