入学試験における不正への対応について


1 得点調整による「合格者」への対応

(1)全般的な対応

  調査報告書に記載されている得点調整の状況については、前述のとおり、大学に残された資料に基づくものであり、入試に関する資料の全てを精査できたわけではない。調査報告書の内容を受けて、得点調整によって合格した可能性のある者への対応を教授会において検討する。

  検討の方向性としては、本件においては、得点調整の行為そのものは大学側が行ったことであるので、学生の地位をはく奪することはふさわしくないと考えている。ただし、今回の調査報告書のみで判断しきれるか、それとも更なる調査が必要かを含めて検討する。


(2)元局長子息への対応

  調査報告書によれば、得点調整がなくとも繰上合格となっていた可能性が指摘されている。一方で、「元局長子息の合格」に関しては、
今回のブランディング事業における対価であることも指摘されている。このようなことも考慮しつつ、教授会において慎重に検討する。


2 得点調整によって不合格となった受験生への対応

(1)全般的な対応

  まず、得点調整によって不利益を被らせてしまった受験生の皆様に対し誠意をもって対応する。調査報告書に記載されている得点調整の状況については、前述のとおり、大学に残された資料に基づくものであり、
入試に関する資料の全てを精査できたわけではない。調査報告書の内容を受けて、得点調整によって合格した者の影響により不合格となった可能性のある者への対応を教授会において検討する。


(2)女子の二次試験での減点

  女子の二次試験(小論文)において一律減点していたことについては、断じてあってはならないことであり、これは根絶する。過去の女子受験生に対する対応についても、誠心誠意検討する。


(3)浪人生の二次試験での得点調整

  入学試験において、浪人生の得点調整をしていたことについては根絶する。過去の受験生への対応についても、誠心誠意検討する。


3 入学試験の改善策

いかそーす
http://www.tokyo-med.ac.jp/news/2018/0807_191427001856.html