FF車世界最速のホンダ「シビック タイプR」 心揺さぶられる赤バッジを改めて試乗で確認

 シビックタイプRの試乗と聞いて、そわそわと興奮するのだから僕(木下隆之)はまだ衰えていなようです。
いや、むしろかつてのタイプR神話の数々を知るからこその興奮なのか、そのあたりは曖昧ですけれど、
赤バッジのタイプRが古今東西、走り好きの琴線をブルブルと振るわせるのは間違いがなさそうです。

 搭載するエンジンは2リッターターボであり、最高出力320馬力、最大トルク40.8kg-mを炸裂させます。
組み合わされるミッションは、6速MT。そんな攻撃的なパワートレーンが、ワイドトレッドかつロングホイールベースの
ボディに詰め込まれているのです。リアサスペンションはマルチリング式とよばれる複雑で高性能な形式が採用されています。
つまり、驚くほどパワーがあり、腰を抜かすほどコーナリングが安定しているというわけです。

 エンジンは、いまどき珍しいほど吹け上がりがよく、7000rpmという高回転域までバチンと弾けます。
しかも、地を這うかのような低いドライビング感覚なのです。FF(フロントエンジン・フロントドライブ)世界最速記録を叩き出したことは当然の結果かもしれません。

https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20180808-10332561-carview/