習氏似だから殴られた? 暴行被害のタクシー運転手 当局、記事削除
 中国浙江省杭州市で起きたタクシー運転手への暴行事件を中国メディアが報じたところ、被害を受けた
運転手の容姿が習近平国家主席に似ているとインターネットで話題になり、「(習氏)本人を殴れないから、
代わりに殴ったのでは」といった皮肉を込めた書き込みが相次いだ。その後、記事は閲覧できなくなり、
習氏批判の拡大を警戒した当局が規制したとみられる。香港メディアが伝えた。
 事件は2日午前1時ごろに発生。運転手は男2人を乗せて目的地に到着したが、2人から支払いを拒否
された上に殴られ、頭部を6針縫うけがを負った。警察は乗客の男1人の身柄を拘束して調べている。
 事件が被害者の画像付きで報じられると、運転手の容姿に注目が集まり、ネット上では「習皇帝が民間
視察に行ったのか」といった書き込みが続出。「恨まれそうな顔だ」「自分も2発殴りたい」という習氏への
不満をにじませた投稿も相次いだ。
 米国との貿易摩擦激化を受け、中国では習指導部批判がくすぶっており、当局はネット上の言論統制を
強めている。今回の記事と書き込みもすぐに見られなくなったが、画像は交流サイトなどで拡散していると
いう。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/439523/

画像
https://www.nishinippon.co.jp/import/world/20180808/201808080004_000.jpg
https://i.imgur.com/yxX6j27.jpg (ミラー)