法廷でおしゃべりが止まらない被告、口を粘着テープでふさがれ、判決聞くはめに。オハイオ州の判事が怒りの措置
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180804-00010002-huffpost-int

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アメリカのオハイオ州であった刑事裁判で、被告が判決言い渡しの最中にしゃべり続けていたため、裁判官の指示で口に粘着テープを貼られていたことが明らかになった。ハフポストUS版などが報じた。

異例の事態に人権団体からは「被告の尊厳を踏みにじった」などと批判の声が上がっている。

ハフポストUS版によると、問題の刑事裁判は7月31日、オハイオ州カヤホガ郡裁判所であった。

強盗や誘拐、窃盗、クレジットカードの悪用などの罪で2017年12月に起訴されたフランクリン・ウィリアムズ被告(32)に対し、ジョン・ロッソ判事が判決を言い渡そうとしていた。

ところがウィリアムズ被告は弁護人やロッソ判事らに話しかけ、やめようとしなかった。

「ミスター・ウィリアムズ、私はこの事件の裁判官です。口を閉じなさい。そして私が許可したら話しなさい」。ロッソ判事は述べた。その後も再三警告したが、それでも被告は話し続けた。

「私は『話すのをやめなさい』と言ったはず。わかっていますか」。判事がいらいらしながら言うと、被告は「いいえ。だって判事、あなたは私の人生を取り上げようとしているのに、私に語らせようとしないから」と反論した。

その後も両者の間でやりとりがあったが、堂々めぐりに。しびれを切らした判事はついに「あなたの口を粘着テープでふさぎます。私があなたに話してほしいときだけはずします」と述べた。

被告はすぐさま複数の刑務官に取り囲まれ、口を粘着テープでふさがれた。それでも被告はもごもごと何かを話していた。

被告は24年の実刑判決が言い渡されたが、人権団体「アメリカ市民自由同盟」オハイオ州支部はTwitterで、「これは異常。屈辱的。判決言い渡し前に被告人の話す機会を奪うというだけでなく、彼の尊厳を踏みにじった。全てが間違っている」と批判した。