沖縄県北谷町出身の母を持つ県系3世のケリー・チン選手(15)=日本名・喜友名ケリー輝(かがや)=が16〜22日に米ニュージャージー州で開かれた「第71回全米男子ジュニアアマゴルフ選手権」で、ストロークプレー2日間を通算8アンダーで回り、最高成績を収めた。

同大会のストロークの最少打数者はメダリストと称され、過去にタイガー・ウッズやジョーダン・スピースらが名を連ねる。
ケリー選手は「歴史ある大会でメダリスト賞を獲得できうれしい」と喜んだ。(中部報道部・溝井洋輔、宮城一彰)

米ゴルフ協会が主催するこの大会は1948年に始まった。
今年は全米から3693人が出場し、予選大会を勝ち抜いた156人が16日からの本戦に進んだ。
ケリー選手は、ストローク2日間の上位64人の一人としてマッチプレー(2日間)に進んだが、ベスト16の壁に阻まれた。

ケリー選手はバージニア州のラングリー高校1年生。
北谷町出身の栄子さんと中国系米国人で医師のコーリンさんを両親に持つ。
5歳の時にゴルフ好きの祖父喜友名朝輝さん(77)と、おもちゃのクラブで遊んだのをきっかけにゴルフを始めるようになった。

6歳からグループレッスンを受け、7〜8歳には地域の大会に出場。
13〜14歳では大人も出場する大会で2年連続の優勝を果たした。
高校進学後はバージニア州の高校ゴルフ選手権で、個人と団体で優勝するなど実績を重ねている。

メダリストの受賞についてケリー選手は「良いプレーができた。歴史ある大会に出ることができてうれしいと思っていたし、その上メダリスト賞をもらえて本当にうれしい」と語った。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/290414
http://www.okinawatimes.co.jp/mwimgs/e/3/-/img_e3a2b4cddfd6786cdf7780efda8170a035344.jpg