朝米交渉足踏み…文大統領、再び「仲裁者アクセル」を踏む
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が朝米の非核化交渉の膠着局面で、再び仲裁者の役割に
乗り出している。朝米間の折衷点を模索し、交渉の動力と速度を高めようという意味が込め
られた行動と見られる。
 文大統領は20日、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長を米国ワシントンに派遣した。
チョン室長がワシントンを訪問したのは5月4日以降二カ月ぶりだ。チョン室長は21日(現地
時間)、対話相手のジョン・ボルトン大統領国家安保補佐官に会い、朝米の非核化交渉の
進行状況と今後の計画などに関する情報を共有した。チョン室長は22日に帰国した後、
記者に「朝米間の非核化交渉ができるだけ早いスピードで好循環的、成功的に推進される
よう、様々な案に関して非常に有益な協議をした」とし、「完全な非核化を通じた朝鮮半島の
平和定着が韓米両国の共同目標ということを再確認した」と述べた。
(略)
 文大統領が朝米、南北会談と関連した状況を点検し、米国との疎通を強化したのは、足踏
み状態の朝米の非核化交渉の突破口を探るための動きと見られる。大統領府側は朝米交渉
に進展がなく少なからずもどかしさを感じている模様だ。12日に文大統領がシンガポール・レク
チャーで「(朝米)首脳が直接した約束を守らないなら、国際社会から厳重な審判を受けることに
なるだろう」とした発言は、このような雰囲気と無関係ではない。
(略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00031183-hankyoreh-kr