東芝が4Kチューナ内蔵で先行できた理由は、BS 4K放送のために必要なACAS方式のICを別体で実装する方法としたため。
ACASのためのICは従来のB-CASカードのような別体ではなく、テレビ基板に実装される方式となっている。
ACAS方式のICが各テレビメーカーに出荷されるのは秋から年末のため、本来ならばチューナ内蔵型のテレビは発売できない。

東芝は、今春モデルでチューナ内蔵型のテレビを発売するため、来年度生産のモデルまで限定的に許される外部接続型を採用したわけだ。
このため、購入したユーザーは、ホームページなどでBS 4K放送の視聴に必要な「BS/CS 4K視聴チップ」の申し込みをする必要がある。
申し込みを行なうと、後日「BS/CS 4K視聴チップ」が届くので、テレビ本体に接続し、ファームウェアを更新することで、BS 4K放送の視聴が可能になるというわけだ。

https://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1130884.html