大雨 6人死亡 少なくとも38人が安否不明(9時)

NHKが各地の警察や消防を取材してまとめたところ、この大雨のため、7日午前9時現在、全国で6人が死亡し、
1人が心肺停止の状態になっているほか、少なくとも38人の安否が不明となっています。

死者6人

このうち、兵庫県猪名川町では、5日午前9時半ごろ、工事現場のため池で大雨で流されたごみを排水管から
取り除こうとしていた作業員3人が流され、59歳の男性が死亡しました。

京都府亀岡市では、5日の夜、車で自宅を出たあと行方が分からなくなっていた52歳の女性が大阪府内の川で
見つかり、死亡が確認されました。

広島県安芸高田市では、6日の朝、田草川の下流で近くに住む59歳の男性が流されているのが見つかり、
死亡が確認されました。

広島県三原市久井町吉田では、6日午後11時ごろ、住宅に土砂が流れ込みこの家に住む60代の男性が死亡しました。

広島県東広島市黒瀬町では、7日朝、増水した川に流されたとみられる男性が橋の上で倒れているのが見つかり、
死亡が確認されました。

広島県福山市新市町宮内では、7日午前5時すぎ、「水路に人が倒れている」と通報があり、消防が男性1人を
発見しましたが、死亡が確認されたということです。

心肺停止1人

また、岡山県笠岡市では、7日午前4時半ごろ、笠岡市茂平にある自動車部品工場の裏山が崩れて土砂が工場に
流れ込み、作業員1人が心肺停止の状態だということです。

安否不明38人

このほか、岡山県で12人、広島県で9人、京都府で5人、愛媛県で4人、福岡県で3人、山口県で2人、兵庫県で1人、
奈良県で1人、高知県で1人の合わせて38人の安否が不明となっています。

広島県や岡山県では、被害の通報や救助要請が相次いでいて、消防などが活動に当たっていますが、被害の
全容はわかっていません。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180707/k10011519241000.html