防衛省は、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に、米ロッキード・マー
チン社製の最新鋭レーダー「SSR」を搭載する方針を固めた。政府関係者が明らかにした。
同省は配備候補地に秋田、山口両県を選定済みで、2023年度の運用開始をめざす。

 イージス・アショアは、ミサイルを探知・捕捉する「目」となるレーダーを搭載するため、
防衛省はSSRと、米レイセオン社製の「SPY6」の2案を軸に検討を進めていた。当初は
SPY6が有力だったが、レーダーが開発途中だったため、完成しているSSRの導入を決めた
という。これにより、イージス・アショアの本体とレーダーがともにロッキード・マーチン社製
となる予定だ。

 SSRの探知範囲は、1千キロメートル以上とみられ、海自イージス艦が搭載するレーダーの
倍以上の性能を持つとされる。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASL7335WKL73UTFK003.html