【7月3日 AFP】タイ北部チェンライ(Chiang Rai)県の洞窟で行方不明になり、9日ぶりに発見された少年サッカーチームの痩せ細った姿を捉えた映像が、3日未明に公開された。
2日夜に撮影され、タイ海軍特殊部隊「シールズ(SEALs)」のフェイスブック(Facebook)ページで公開された動画には、
少年12人とコーチの計13人が、タムルアン(Tham Luang)洞窟の奥深くで水に囲まれながら身を寄せ合う様子が捉えられている。
子どもたちの大半は地面に座り、ゆったりしたサッカーシャツを膝下まで引っ張って着る子どももいた。少年らは食べ物が欲しい、洞窟からすぐに出たい、と話した。
すると、英国アクセントの英語を話すダイバーが皆に落ち着くよう伝え、「これからたくさん人が来る…私たちが最初だ」と言い聞かせた。
少年らは疲れ切った様子で、ライトの光をまぶしがっていたが、意識はしっかりしており、中にはたどたどしい英語でダイバーと会話をする子どももいた。
一行は、先月23日から行方不明になっていた13人全員がその場にいることを確認。子どもらは「きょうは何曜日?」や「お腹がすいた…外に出られる?」と質問し、
ダイバーは「分かるよ…いや、きょうはだめだ」「君たちはここに10日間いた。とても強いね」と答えた。
奥にいたやせ細った子どもの一人は、感謝のお辞儀をするような様子を見せ、弱々しい声で「ありがとう」と口にした。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3180923
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