長崎市で当時4歳の男児が12歳の中1少年に誘拐、殺害された事件から7月1日で15年となるのを前に、地元の中学生ら約20人は
29日、現場近くにある慰霊のための地蔵堂に、絵を描いて奉納した。歩道に目を落としてたたずむ地蔵を前に黙とうし、男児に思いをはせた作品を壁や天井に張った。
描いたのは市立桜馬場中の美術部員ら。地蔵堂を管理する長崎市立山1丁目の無職井村啓造さん(71)の依頼で、
男児へ伝えたい風景や動物などを題材にイメージを膨らませ、それぞれが約15センチ四方の作品を仕上げた。
奉納した部員らは、地蔵堂の前で両膝をつき、深く手を合わせた。
https://www.daily.co.jp/society/national/2018/06/29/0011400145.shtml