[ブエノスアイレス 25日 ロイター] - アルゼンチン労働総同盟(CGT)の呼びかけによるゼネラルストライキによって同国経済は25日、穀物輸出が止まり、銀行や公共交通機関が休業するなど機能不全状態に陥った。
CGT傘下の労組は、前年比25%超の物価上昇率に見合う賃上げを要求する一方、マクリ大統領が国際通貨基金(IMF)からの融資に合意したことについて、融資に伴って打ち出される緊縮措置が労働者に痛手を与えると批判している。
労組指導部の話では、ストには少なくとも100万人が参加したと見込まれる。ただ実際の参加者に関して信頼できる推計は今のところ見当たらない。
アルゼンチンは大豆ミールと大豆油の世界最大の輸出国で、大豆とトウモロコシの輸出量も第3位だが、主要積み出し港があるロサリオでは、ストの影響で出荷ができない状態になっている。
金融市場はなお取引されているものの、トレーダーによると銀行職員がストに参加しているため、出来高は低調だった。
https://jp.reuters.com/article/argentina-strike-idJPKBN1JM0OJ