25日、東京・代々木の飲食店で、刃物を持って立てこもったとして逮捕された37歳の男は「交番
を襲撃しようと包丁や花火を用意した。事件を起して逮捕されれば酒をやめられると思った」
などと、事件を起こした動機について供述していることが警視庁への取材でわかりました。

25日午後、東京・渋谷区代々木の飲食店で包丁を持って暴れたり、花火を店の窓から外に飛ばし
たりして、2時間余りにわたって立てこもったなどとして、住所不定、無職の森山聡容疑者(37)
が公務執行妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。

警視庁のその後の調べに対し、森山容疑者は容疑を認めたうえで、「数日前から交番を襲撃しよう
と包丁や花火を用意した。事件を起こして逮捕されれば酒をやめられると思った」などと、事件
を起こした動機について供述していることがわかりました。

さらに、事件当日の行動について「酒を飲みながら歩いていたら昼から営業している店を見つけ
たので入った。2時間近く飲み続け、逮捕されたくて警察に連絡したが、警察官が来たら腹が立ち
暴れた」などと供述しているということです。

警視庁は、事件に至ったいきさつや動機を詳しく調べるとともに、銃刀法違反の疑いでも捜査する
ことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180626/k10011496481000.html