19日に行われたサッカーワールドカップ(W杯)H組で、日本が格上のコロンビアに勝利したことは世界を驚かせた。W杯でアジアのチームが南米に勝ったのは初めてだという。前半3分という早い段階で
コロンビアが退場者を出し、日本が数的優位に立ったとはいえ、選手たちの懸命なプレーがあってこその勝利だったと言えるだろう。中国メディアの捜狐は20日、
日本サッカーがわずか20年でここまで強くなった理由を分析する記事を掲載した。

 今回の日本の勝利は、日本人も含めて多くの人にとって予想外だったと言えるだろう。コロンビアは、2014ブラジル大会ではベスト8に残る成績を残しており、実力は日本よりも上だ。
記事は「運が良かったのもある」と指摘している。実際、1人少ないコロンビアが日本からゴールを奪い、1度は日本に追いついている。

 とはいえ、記事は日本のプロリーグが始まってほんの20年あまりでここまで発展したことを率直に称賛した。当時は中国にも劣るほどだったが、南米で強豪のコロンビアに勝利するまでに
急成長を見せたのは、ひとえに「学び続ける態度」に他ならないと称賛した。

 日本のサッカーへの真摯な態度はこれまでにも見られていたという。ワールドカップまであと2カ月という時期に、それまでに好成績を残していたハリル監督が突然解任されたことからも、
日本人の細かいところまで気を抜かない態度や、勝負へのこだわりが分かると主張。日本の選手の素質自体が特段に優れているというよりも、勤勉で長期的な特訓のもとで技術を磨いてきたとし、
海外でプレーする選手が多いことも日本の強さに寄与していると分析した。

 さらに日本のサッカーについて、「相手のミスを引き出す」のが得意だと指摘。日本の戦術は明確で、冷静に良いポジションにいるチームメイトを見つけ、チャンスを生かすのに長けているとした。

 日本の次の対戦相手はセネガルだ。セネガルは身体能力が高く、高身長の選手も多い。日本はいまだかつてセネガルに勝ったことがないが、コロンビアに続き白星を挙げられるのだろうか。
それともコロンビア戦の勝利は運だったと言われてしまうのだろうか。24日の試合に期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

http://news.searchina.net/id/1661878?page=1