自民党総裁選 9月20日投開票 軸に調整
自民党は、秋に行われる総裁選挙の日程について、9月7日告示・20日投開票を軸に調整に入った。
自民党の総裁選挙は、安倍首相の総裁任期満了となる9月30日の前の10日以内に実施すると定められている。
こうした中、執行部は、9月下旬にニューヨークで開かれる国連総会などの外交日程もふまえ、9月7日告示・20日投開票の日程を軸に実施する調整に入った。
今回の総裁選挙については、安倍首相が出馬に強い意欲を示しているのに対し、政権と距離を置く石破元幹事長も立候補する見通し。
また、野田総務相も意欲を示しているほか、岸田政調会長も出馬について検討していて、2012年以来の選挙戦となる公算が大きくなっている。
今回の総裁選の争点は、「安倍政治の継続の是非」。
前回、2015年の総裁選は無投票だったが、今回は、石破元幹事長、野田総務相も出馬に意欲を示していて、岸田政調会長も検討中ということもあって、6年ぶりの総裁選が行われることはほぼ確実な情勢となっている。
その自民党総裁選は、自民党党員と党所属国会議員によって行われるが、世論調査で自民党支持者の意向を見ると、安倍首相の支持は、ここに来て、さらに増えて、5割に届こうとする一方、その対抗馬にみられる石破元幹事長の支持はやや伸び悩んでいる。
ここでポイントになるのは、小泉 進次郎議員の動き。
小泉議員自身の立候補はないとみられるが、次期総裁には必ず名前が挙がるとみられているからだという。
ある派閥領袖(りょうしゅう)は、「総裁選を決めるのは小泉議員だ」とも述べている。
つまり、小泉議員が支持する候補を明らかにした場合、その人の支持が一気に広がるとみられ、それがもし、安倍首相じゃない人に小泉議員がついた場合、一気に総裁選の様子が様変わりするのではないかということも含めた見方。
小泉議員の動向が大きな焦点となる総裁選となりそう。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00394859.html