https://s.aolcdn.com/hss/storage/midas/1abb064f7cf1ee773dbe5899f6da1e6e/206472617/20180621nsam.jpeg
データセンターはより高密度なストレージを手に入れることになります。サムスンは産業向けとして最大容量となる、
8TBをわずか11×3.05cmの基盤におさめたNVMe SSD(solid state drive)を出荷しました。
これは、大規模サーバーやスリムラップトップにて一般的に搭載されてるSSDの2倍の容量となります。
この新型SSDにはサムスン製の512GBのNANDパッケージが16個実装されており、それぞれのパッケージは256ギガビットの
3bit V-NANDチップ(大容量SSDを想定して設計されたもの)が16層積層され、8TBという密度を実現したのです。
これは現行のサーバー設備のシステム密度を3倍に高め、また2Uラックサーバーで576TBという途方もないストレージを実現できると期待されています。
SSDの読み込み速度は3100MB/sで、書き込み速度は2000MB/sと、通常のSATA接続SSDからそれぞれ5倍/3倍も高速となっており、
さらにエンタープライズ向けサーバーシステムなら2Uラックスペースにて100万IOPS以上を達成できます。
このパフォーマンスは次世代の大規模データセンターへの投資にすばらしい見返りをもたらします。さらにサムスンは、
512ギガビットバージョンの3bit V-NANDチップを搭載したSSDも年内に出荷する予定で、これによりビッグデータ処理にてさらなる高速処理が可能になります。
https://japanese.engadget.com/2018/06/21/8tb-ssd-3d/