■泣き叫ぶ子供たちの声公開

代わりに、マイクロソフトは声明を発表、
「国境で行われている、家族からの子どもの強制的な引き離しに失望している」と述べた。
加えて、自社のコンピューターソフトウェアやクラウドサービスがICEと関連付けられるのを避けようと試みた。

公開された録音音声では、引き離された子どもたちが親を呼んで大きな泣き声をあげる様子がはっきりと確認できる。
これに手を貸していると思われたら一大事なのだ。

声明は以下のように述べる。
「疑問への回答として、明確にしたい点があります。マイクロソフトは現在、家族から子どもを
引き離す措置に関連するプロジェクトに関しては、米移民・税関執行局や税関・国境警備局に
協力を行っていません。また、一部で憶測されているような、アジュールおよびアジュール関連
サービスがこの目的で用いられている例は、当社では認識していません」

声明の最後で、マイクロソフトはトランプ政権に対し、「政策を改める」よう促すと共に、
連邦議会に対しても、「子どもたちが家族から引き離されることを防ぐ法律を成立」させるよう求めている。
ICEとの緊密な関係を今後どう継続していくのかについては、明言しなかった。

ブルームバーグのデータによると、マイクロソフトとICEとの契約は、現在有効なものだけでも1914万ドルにのぼる。