4歳の息子をテレビ台の引き出しに押し込み、殺害した27歳の父親。事件後、周囲に語っていた言い訳が明らかになった。
納富駿太容疑者(周囲に語った言葉)
「息子は狭いところに寝るのが好きで、引き出しの中に寝かしつけた。死ぬとは思わなかった」
亡くなった納富優斗君(4)。
息子を殺害した疑いで逮捕・送検された福岡・北九州市の会社員・納富駿太容疑者(27)は、事件後、周囲に「殺すつもりなんかあるわけない」と話していたという。
警察の調べによると、納富容疑者は5月11日未明、自宅2階の寝室で、息子の優斗君をテレビ台の引き出しに押し込み、殺害した疑いが持たれている。
引き出しは、一度閉まると中からは開けられない構造で、優斗君は、自分で出ることができなかったとみられている。
死因は、低酸素脳症。
狭い空間に一定時間、閉じ込められたことが原因とみられる。
近隣住民は、「たぶん4世代くらいで、一緒に暮らしていたと思う。かわいそうですよね、やっぱり」、「何でかねと思って。今こういう事件が多いですからね」などと話した。
納富容疑者は、調べに対し、引き出しを閉めたことは認めているものの、殺意については否認。
また、妻の麻衣子容疑者(24)も2018年2月、当時2歳の娘に高温の液体をかけて、やけどを負わせた疑いで逮捕され、19日、共に送検された。
「娘が誤ってストーブに座って、やけどを負ったかもしれない」などと、当時、児童相談所に説明していた麻衣子容疑者。
警察は今後、2人の犯行の動機や、事件に至ったくわしい経緯について調べを進める方針。https://www.houdoukyoku.jp/clips/CONN00394641