大阪府北部を震源とする地震で9歳女児が死亡した大阪府高槻市の浜田剛史市長は18日、
記者会見を開いた。浜田市長は「深くおわびする。誠に申し訳ない。原因を究明し、亡くなった
女児の保護者にしっかりと対応したい」と述べ、深く頭を下げた。
同市教委によると、亡くなった市立寿栄小学校4年生の三宅璃奈さん(9)は転倒した
ブロック塀の下敷きになった。学校で児童会の代議員を務め、今月11日から2週間の予定で
朝の「あいさつ運動」の当番だった。普段は小学1年生の弟とともに登校していたが、当番の
日だった今朝は1人で登校していたという。
地震でブロック塀が倒壊。近くにいた児童が正門にいた警備員と校務員に「塀が倒れた」と
伝え、警備員が119番通報したという。
寿栄小によると、璃奈さんは非常にしっかりしてやる気があり、リーダーシップのある児童
だったという。
市教委によると、同小は1974年に開校。倒壊した塀は高さ3・5メートルで、1・9
メートルの基礎部分の上に、1・6メートルの8段のブロック塀を積み上げた構造だった。
開校当時はブロック塀ではなく、金網のフェンスだった。その後、プールが校外から見えない
ように目隠し替わりにブロック塀にしたという。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASL6L5QZSL6LPTIL06Z.html