【6月14日 AFP】フランス国民議会(下院)は13日、巨額の債務を抱えるフランス国鉄(SNCF)の改革案を圧倒的多数の賛成で可決した。
SNCFをめぐってはエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)政権が発表した改革案に労組側が反発し、大規模なストを行ってきた。法案の下院通過は政権側の重要な勝利となった形だ。
与党が大多数を占める下院で、法案は賛成452、反対80、棄権27で可決。14日に上院でも採決が行われる。
世論調査によると、有権者もおおむね政府の改革案を支持。労組は4月初めから平日2日間、フランス国内の鉄道ストとしては過去30年余りで最大規模のストを決行し、大勢の通勤客らが影響を受けてきた。
労組指導部は敗北を認めず、13日、ストを予定通り今月28日まで続行する方針を明らかにした。(c)AFP/Clare BYRNE and Joseph SCHMID

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