石垣市が市民を対象に5月1日から31日まで実施した観光に関する住民意向アンケートで、市の観光客数を「やや減らすべきだ」
「減らすべきだ」の合計が「現状維持」の35・1%を上回る47・4%だったことが分かった。8日夕、石垣市健康福祉センターで開かれた
2018年度第1回石垣市観光プラットフォーム会議(市主催)で報告された。

 アンケートは、地域住民が観光客に抱いている生活実態や生活環境への影響などを調査し、市の観光施策に生かすことが目的。
オンラインサービスを活用して行い、回答数は348件だった。

 観光客の増加で困ったこととして「自然環境などへの影響に不安を感じている」が70・1%と最も高かったほか、市の観光振興施策に
必要だと思うものについて「自然環境の保全」と答えた割合が62・1%を占め、自然環境への影響に懸念を感じている市民が多い実態が
明らかになった。

 観光客の増加で困ったことについては、マナーやルール違反、日常生活への支障、恩恵を感じない、などの意見があったことも示された。

 市を訪れている観光客が一番困っていると思われるものについては「交通環境」が30・5%と最も高く、「娯楽サービス」が12・1%、
「自然環境」が11・8%、「WiーFi環境」が11・2%などとなっている。

 アンケート結果は6月下旬ごろに市のホームページ(HP)上で公表する予定。
http://www.y-mainichi.co.jp/news/33629/