みずほシステム移行 ATM あす夜〜11日朝 停止
2018年6月8日
みずほフィナンシャルグループは九日、口座管理などを担う次期システムへの移行作業を始める。
週末の作業中はATMなど主なオンラインサービスが使えなくなる。
過去に大規模なシステム障害を二回引き起こしており、作業に余裕を持たせるため
計九回に分けてそのたびにサービスを停止させる計画で、約一年がかりで完了を目指す。
第一回の作業でサービスを停止するのは、九日午後十時から十一日午前八時まで。
みずほ銀のキャッシュカードは、他行との提携ATMを含めて使えなくなる。
インターネットバンキングなども利用できない。
第二回以降も週末や祝日を利用して随時進める。
みずほの個人顧客は約二千四百万人に上り影響が大きいため、
作業中にトラブルが起きた場合は中断し、一時的に旧システムでサービスを再開させる。
次期システムへの移行は、第一勧業、富士、日本興業による三銀行の統合・再編から
十六年を経てようやく実現させるもので、費用は四千億円台半ばに達する見通し。
二〇〇二年四月の統合・再編時と一一年三月の東日本大震災の際は、
振り込みの遅れなどのシステム障害を引き起こしている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201806/CK2018060802000152.html