性的少数者の演奏会中止 「おネエ系」表現めぐり

(略)川本町教育委員会によると、演奏会は町の地域おこし協力隊員が主催し、
町教委などが後援。京都市交響楽団のコントラバス奏者ジュビレーヌ・イデアラ
(本名出原修司)さんと同僚1人が出演予定だった。

 ポスターはイデアラさん自身が作成し「業界初のおネエ系バスドル(コントラ
バス・アイドル)」との表現があった。これに対し後援の依頼を受けた松江市の
市民団体が「不快」だと町教委に指摘。町教委は主催者を通じて5月下旬に修正
を促したが、イデアラさんは「もっと早く相談してほしかった。直前の修正には
応じられない」とし、中止が決まった。
 指摘したのは性同一性障害がある人々を支援する市民団体で、上田地優代表は
「おネエ系という言葉はLGBTへの差別を生んできた原因の一つだ。これを
認めると、これまでの活動が無意味になってしまう」と話している。
https://www.sankei.com/life/news/180607/lif1806070032-n1.html