今日は、天安門事件の起きた日です。米国の国務長官マイク・ポンペオ氏がはっきりと
「中国は天安門広場の大虐殺について全容を説明しろ」と述べました。
トランプ政権になってから、世界の中で今までうやむやになっていたことがが徐々に明確にされていくようです。

天安門事件が起きた当時、日本やイギリス、西ドイツなどの西側諸国のテレビ局の生中継は中国共産党によって
次々と遮断されていきましたが、当時の米国の CNNだけが、依然として世界各国へ向けた生中継をしていました。
当時私は、米国に住んでいましたので、その時の様子は生々しく覚えています。

【Washington Examiner by Joel Gehrke 2018/06/03】
マイク・ポンペオ国務長官は、中国の指導者は、1989年の天安門広場での抗議者に対する弾圧について
「正式に全容を説明する」必要があると述べた。

1989年6月4日は、天安門広場の内外で行われた比較的穏健なデモに対する激しい弾圧が行われた日の29年目にあたり、
「我々は無実の人々の命を失うという悲劇を忘れない」とポンペオ氏は語った。「
劉暁波が2010年、不在のまま届けられたノーベル平和賞の演説で書いたように、『6月4日の亡霊はまだ埋葬されていない』と述べた。

「我々は、中国政府に対し、殺害された人々、拘禁されている人々、または行方不明になった人々についての
正式な全面的な説明をするよう国際社会に働きかけている。天安門広場の記憶を残そうと尽力をつくし投獄された人々を
解放する事。デモ参加者とその家族に継続的に行われる嫌がらせを終了させる」とポンペオ氏は述べている。

それとは反対に、中国政府は、共産党に対する批判、独裁者・習近平についての批判、天安門広場についての発言などの検閲を強化した。
「2年前、我々は約30-40人の職員を抱えていた。現在、我々は1000人近くの職員で審査と監査をしている」とある検閲官が 9月にロイターに対し語った。

https://www.newshonyaku.com/usa/china/20180604