東京大学・駒場キャンパスの学生用掲示板にて、政治・思想系のサークル間での激しいバトルが展開されているという。
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「中核派にご注意ください」。このように大きく書かれたチラシを作成したのは、「東大の民主主義を守る会」というサークルだ。
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「『中核派』などの暴力集団の活動は、まじめな学生の活動に不要な誤解や警戒感を与える点でも、きわめて有害なものだと、
私たちは考えています」。一方、このサークルを批判するチラシが同じ場所に掲示されている。作成者は、「UT−Comet
(東京大学教育問題研究会)」だ。
「今回、UT−Cometを誹謗中傷するビラを撒いた『東大の民主主義を守る会』(旧称『原理研・革マル派の被害から東大生を
守る会』)が、日本共産党そのものであったことを元民青メンバーは証言している」。「民青=日本共産党は、意見の異なる学生を
誹謗中傷で排除するのを止めよう!」と批判し、逆に自分たちUT−Cometはあらゆる思想の学生に開かれていると主張する。
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興味深いことに、このチラシの隣には、批判の対象となった「民主青年同盟東大駒場班」による企画のチラシが貼られている。
マルクスの『資本論』を読む自主ゼミや、各種の社会問題に関する学習会及びフィールドトリップ等の企画だ。
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情報提供者の学生曰く、4月に自身が履修している講義が行われる教室に入ると、机の上にチラシが撒かれていたという。
「何かと思って手に取ったら、UT−Cometのチラシでした。自分も周りの学生も、まともに読まないで机の端へどかしていました」。
東大では、その他にも政治・思想関連の企画が活発に行われている。「UT−CAS(安保法制廃止を求める東京大学人アピール
実行委員会)」は5月10日に、元文部科学省事務次官の前川喜平氏を招いて講演会を行った。告知の看板には「忖たくと改ざんの
時代に『君たちはどう生きるか』」、「公務員である前に、一人の尊厳ある個人として」と書かれている。
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