米朝首脳会談 習主席が現地入りか

ワシントン高本耕太】6月12日のシンガポール開催が発表された米朝首脳会談
を巡り、ワシントン外交関係者の間で、中国の習近平国家主席が現地入りする
可能性が取りざたされている。実現すれば、朝鮮戦争(1950〜53年)休戦
協定の署名当事者である米国(国連軍代表)、中国、北朝鮮の3カ国首脳そろい
踏みとなる。米国家安全保障会議(NSC)のコーツ国際交渉担当上級部長は
10日、第三国の首脳の参加について「可能性はある」と記者団に語り、含みを
持たせた。

 トランプ氏はこれまでも、北朝鮮に対する習氏の影響力の大きさをたびたび
指摘しており、9日の閣議冒頭では、米朝会談実現にあたって「習氏から具体的
な助けを受けた」と述べ、繰り返し謝意を示した。
https://mainichi.jp/articles/20180511/k00/00e/030/247000c