中国には日系企業も多数進出しているゆえ、仕事で食事の接待を互いにすることがあるだろう。国や地域が異なれば食文化や接待の方法が
異なってくるものだが、中国人の目には日本式の接待や食事はどのように映っているのだろうか。

 中国メディアの今日頭条は10日、「中国式の接待と日本式の接待」という題で記事を掲載し、日中の接待の仕方がどのように異なっているのか紹介している。

 中国では日常の挨拶として、「ご飯を食べましたか?」と相手に尋ねるほど、日常で「食」が重要な要素とされているが、記事は「中国人は
食へのこだわりが強く、一度の食事で解決できないことはない」と主張し、接待の場でビジネスの話も決まると指摘。

 また、中国では接待の規模が盛大であればあるほど「大切な客」であるということを示すため、ホスト側のメンツにもかかわるため、テーブルに
乗り切らないほど大量の料理が用意されると紹介した。

 一方で記事は、日本の接待は料理の量や豪華さではなく、「美しさ」にこだわると紹介。食べきれないほど大量の料理を用意することはなく、
逆にそのような対応をすることは粗相に当たる可能性があることを強調した。

 最後に記事は、日本人を食事に招待する際は事前に好みを聞いておけばお互いに気分良く食事をすることができるだろうと結んでいる。
日中の食文化の違いで商談が流れてしまったら非常に残念なことであり、こうした違いも含めて、中国人と付き合っていく心の余裕を持ちたいところだ。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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