住所誤り救急車10分遅れ 死亡男性遺族が提訴
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「10分の遅れ」が生死を分けたのでしょうか。119番通報した際、消防の職員が住所の入力を誤り、救急車の到着が遅れたことが原因で夫が死亡したとして、奈良県に住む遺族が消防を相手取り、訴えを起こしました。

訴状によりますと、おととし2月、奈良県天理市の男性が急性心筋梗塞を発症しました。妻が119番通報をした際、橿原市の指令センターの職員が誤った住所を入力したため、救急車の到着が約10分遅れ、その間に男性は心肺停止の状態に、男性は約2週間後、低酸素脳症で死亡したということです。
男性の妻らは「住所の誤入力で救急車の到着が遅れなければ死亡しなかった」と主張。先月、奈良県広域消防組合を相手取り、約3700万円の損害賠償を求めて提訴しました。組合側は、取材に対し「係争中なので、答えられない」としています。