アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は2日、政策金利の誘導目標を
現行の1.5から1.75%に据え置くことを決めました。ただ、重視している物価の上昇を
前向きに評価していて、次回6月会合での利上げの可能性が高まっています。

 FRBは2日、政策金利を決めるFOMC=連邦公開市場委員会の2日目を行い、
政策金利の誘導目標を1.5から1.75%に据え置くことを全会一致で決定しました。
前回3月の会合での利上げや米中貿易摩擦のアメリカ経済への影響を見極めたい考えです。

 ただ、FRBは声明で、重視している食料とエネルギーを除いた消費者物価のコア指数が
3月に2.1%の上昇を記録し、中期的な政策目標である2%を超えたことを前向きに評価。
「経済の先行きのリスクはおおむね均衡している」として、政策金利を緩やかに引き上げる
基本方針に改めて自信を示しており、すでに市場の9割が見込む、次回6月会合での
利上げの可能性が高まっています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3359479.html