1999年、人類は滅亡しなかった。しかし、このことだけから、ノストラダムスの予言をデタラメと断定してはいけない。とい
うのも、1999年にやって来るとされた恐怖の大王や、その時に蘇るとされたアンゴルモアの大王の正体について、今でも確定
した解釈はないからだ。『ノストラダムスの大予言』を著し、日本のノストラ
ダムスブームに火を点けた五島勉氏は、これを人類滅亡だと解釈したが、他の研究者らの間ではアンゴルモアの大王=フラン
ソワ1世を指すとしており、人類滅亡のニュアンスはない。
ノストラダムスが1999年に人類が滅亡すると予言していなかったとすれば、まだ現実になっていない予言も数多く残って
いるはずである。今回、ミステリーニュース「EWAO」を参考に、2018年以降に実現するノストラダムの予言5つをご紹介しよう。
●史上最大の地震
昨年も世界中で大地震が発生したが、ノストラダムスによると、史上最大の地震が米国西部で発生するという。震源は米国内
だが、米国の外でも揺れを感じるほど巨大とのことだ。米国西部ではイエローストーン火山の噴火が危惧されているが、これに伴って巨大地震が発生するかもしれない。
●人間の寿命が200歳になる
「医療の進歩により、寿命は200歳まで延びる。80歳であっても50歳の見た目となるだろう」
現在、世界中の研究機関がアンチエイジングの研究に力を入れていることはよく知られている。なかには、寿命を“1000歳”
まで伸ばすという、ノストラダムスの予言も超える長寿を目標にしている研究者もいるようだ。それは無理だとしても、世
界最高齢が122歳だということを考えれば、医療の進歩によって寿命を200歳ま
で伸ばすことはできるかもしれない。ノストラダムスは、アンチエイジングにおけるブレークスルーを予言していたのだろう。
●言語の差異が消滅
「新しいエンジン(モーター)が開発され、世界はバベルの塔以前のようになるだろう」
『旧約聖書』によると、天にまで届く高さのバベルの塔を建設しようとした人間の傲慢さに神が怒り、コミュニケーション
不全に陥らせるために、それまで1つだった言語を複数にしてしまった、と言われている。解釈者らは、ここで言及されてい
る「エンジン」は現代のコンピュータを指していると考えているそうだ。今後、コンピュータ翻訳の精度が劇的に向上し、
言語の壁が完全になくなることを予言していたのかもしれない。
●放射線が大地を焼く
「王が森を盗み、空が開け、大地は熱で焼け焦げる」
これは、熱帯雨林破壊に伴うオゾン層の破壊によって、紫外線や他の有害放射線が大地に降り注ぐことを意味しているという。あるいは、
直接的に地球温暖化を指摘しているかもしれない。いずれにしろ、16世紀のノストラダムスが現代の環境問題を予言していたとは驚きである
。環境破壊や地球温暖化は人類を滅亡に導くと考える研究者もいることから、見方によっては、これをノストラダムスの人類滅亡予言と見ることもできるだろう。
参考:「EWAO」
http://tocana.jp/2018/04/post_16738_entry_2.html