神戸ハーバーランドの商業施設「umie(ウミエ)」などに出店していたカジュアルウエア販売の「ノックアウト」(神戸市中央区)が事業を停止し、自己破産申請の準備に
入ったことが23日分かった。帝国データバンク神戸支店によると、負債総額は約1億6千万円の見込み。
1984年創業。当初は「トアウエスト」と呼ばれる神戸・三宮と元町に挟まれた商業エリアに店を構え、男性向けアメリカンカジュアルウエアの古着を中心とする商品構成で
人気を集めた。
その後、女性や子ども向けへと扱い品を拡充。ピーク時には県内外で9店舗を運営し、年約4億円(2008年7月期)を売り上げたが、その後は他社との競合などにより伸び
悩み、16年7月期は約2億4400万円に減少していた。
経営再建を目指したものの徐々に資金繰りが悪化し、今年3月末にクレフィ三宮店(神戸市中央区)を閉めたのを皮切りに、4月15日に姫路店(姫路市)、同16日に明石ビ
ブレ店(明石市)とウミエ店をそれぞれ閉鎖した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201804/0011191812.shtml