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■僅か数日で数千万円を融資する

売買契約終了後、オカベ社員と澤田と原告がそろって移動。
移動先は同ビル内のスルガ銀行新宿支店。
先ずは司法書士法人トライの社員指示のもと、所有権移転登記手続き書類を作成。

終了後にスルガ銀行の担当者と入れ替わり、金銭消費貸借契約を作成。
同時に、団体信用生命保険の加入手続きが必要であったが、原告の過去の疾病が完治したとの証明書類の不備で、契約は未完了。
本来ならば、本契約も保留とするところだが、なぜか後日提出でオーケーとなる。

契約は、物件価格二千五百七十万円。
但し、手付け金十万円とオカベの報酬二百五十万円を控除した残り、二千三百十万円。
毎月約九万六千円を二十五年二月から五十九年十二月まで、利率は年三,五五〇パーセント。

契約から翌々日、原告は我にかえって澤田に「私を騙したのではないか」と、問い詰めた。
澤田は「自分が信用できないのか、解約したいと言われたら会社をクビになる。どうか騒がないでくれ」と、脅しと泣きを入れた。

http://keiten.net/paper/2510/189-3.htm