https://www.j-cast.com/tv/2018/04/12326038.html

財務省はいつからこんなろくでもない役所になってしまったのか。週刊新潮の「財務事務次官のセクハラ音源」を読みながらそう考え
た。福田淳一次官は1982年に東京大法学部を卒業して、大蔵省へ入っている。同じ入省年度には、森友学園問題で追及されている迫田英
典、佐川宣寿がおり、98年に大蔵省汚職で逮捕された榊原隆(証券局総務課課長補佐・当時)もいる。榊原は大蔵・財務の歴史を通じ
て、戦後、唯一逮捕されたキャリア職員である。明らかに人材のいない年であったようだ。

週刊新潮によると、福田は入省時点ではトップの評価を受けていなかったという。だが、よくいわれるように、次官になるのは、バリバ
リ仕事をやる人間ではなく、仕事はそつなくこなすが、目立たない、マイナス点のつかない平々凡々とした人間が漁夫の利を得ることが多
い。福田氏も麻雀で培った動物的な勝負感で危機を察知し、うまく回避して生き残ってきた人物のようである。

だが困ったことに、この人物、取材に来る女性記者に対してセクハラ的言動がひどくて、「被害者の会ができるんじゃないですか
」(財務省職員)といわれているのだ。大手紙の記者は「彼氏はいるのか」と聞かれ、いると答えると、どれくらいセックスをしているのかといわれた。

テレビ局の記者は、深夜に電話があって、ネチネチ過去の男のことを聞かれた。別の大手紙の記者は、「キスしていい?」くらいは当たり前で、ホテルへ行こうといわれた記者もいると話す。

呆れ果てた言動だが、女性の側も我慢ばかりはしていない。財務省担当の30代の女性記者が、福田に呼び出され、彼の自宅近くのバーでのやりとりを「録音」していたのである。一部を紹介しよう。

記者 財務省と森友学園、どうなんですかね。

福田 今日ね、今日ね・・・抱きしめていい?

記者 ダメですよ。

福田 いいじゃん。(中略)

記者 福田さんは引責辞任はないですよね?

福田 もちろんやめないよ。だから浮気しようね。

記者 今回の森友案件で、一番大変だったことってなんですか?

福田 いろいろ大変だったけど、これからがうんこだから。胸触っていい?

記者 ダメですよ。

福田 手しばっていい?

記者 そういうことホントやめてください。

セクハラ発言が接続語のように用いられ、ついには、「キスしたいんですけど。すごく好きになっちゃったんだけど・・・おっぱい触らせて。綺麗だ、綺麗だ、綺麗だ」と、畳みかける。

週刊新潮は4月9日に福田が愛犬と家を出てきたところを直撃している。記者が、夜な夜な女性と飲んでいる時に「おっぱい触ってい
い?」「キスしたい」などと発言していると聞くが、と問うと、<福田 何を失礼なことを言っているんだ。誰がそんなことを言っているんだよ!>

記者は何度も、仮に証言や証拠が出て来たらどうしますかと問いつめ、それが出て来たら責任を取るのかと迫る。