下村元文科相「発言していない」
加計問題、文書内容否定

 下村博文元文部科学相は11日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り愛媛県職員が作成した文書で
「加計学園は課題への回答もなくけしからん」と発言したとされることに関し「驚いている。全く言っていない」と述べ、内容を否定した。
国会内で記者団の質問に答えた。

 文書には、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)との面談記録として、安倍晋三首相と加計学園理事長が会食した際の文科相だった下村氏の発言が記されている。
下村氏は「そもそも会食があったことも承知していないし(首相と理事長の)2人に対してそんなことは言っていない。非常に迷惑だ」と反論した。

https://this.kiji.is/356616476968862817

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柳瀬氏「首相案件」改めて否定
https://this.kiji.is/356387336164263009
 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、当時首相秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官が
「本件は、首相案件」と述べたとされる面会の記録文書の存在を愛媛県が認めたことを受け、
柳瀬氏は10日午後、「今朝のコメントの通り」と述べ、改めて同県側との面会や発言を否定した。経産省内で記者団の取材に応じた。

愛媛知事の会見要旨
https://mainichi.jp/articles/20180411/k00/00m/010/134000c
−−今なぜ出てきたと考えるか。職員が省庁に配ったのか。
 (国の)それぞれの関係部署にまたがる案件。複数の機関に熱意を伝えたり、説明に行ったりしないといけない。
「4月の会議ではこんな状況になっているので、よろしく」という形で(メモを)使って置いてきた可能性は否定できない。