代金引換の荷物の料金名目で金をだまし取られる被害が、福岡県警折尾署管内で4月に
入ってから2件相次いで発生している。
折尾署が詐欺事件として捜査し、注意を呼びかけている。
同署によると、2日午後5時頃、北九州市八幡西区の女性(60歳代)方に男が訪れ、
荷物の料金として3万9800円をだまし取った。4日午後6時頃には同区の男性(60歳代)方に
男が訪問し、2万9800円を詐取した。被害者はともに段ボール箱を手渡され、
中身は身に覚えのない健康補助食品だったという。
2件とも、訪問前には何者かが「息子への配達物がある」「食品の届け物がある」などと
在宅を確認する電話をかけていた。伝票に記載された名前や住所、電話番号は実在しており、
個人情報が悪用された可能性もあるという。
同署の森下俊郎副署長は「身に覚えのない荷物は受け取らず、疑問に思ったら家族に
確認してほしい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180411-OYT1T50061.html