引っ越しが多くなるこの時期に合わせ、家庭に眠っている携帯電話などに含まれる金属を東京オリンピック・パラリンピックのメダル用に提供してもらおうと、東京都は協力の呼びかけを強化しています。

2020年の東京大会に向けて、使われなくなった携帯電話など小型の家電に含まれるリサイクル金属を使って、金、銀、銅のメダルを作る取り組みが進められています。

東京都は、引っ越しが多くなるこの時期に合わせ、家庭に眠っている携帯電話などを提供してもらおうと、協力を呼びかける動画を作り、26日から新宿駅西口の大型ビジョンなどで放送することにしています。

また、回収ボックスを、これまでの都庁や各自治体の窓口だけでなく、26日から渋谷区の東京体育館や調布市の味の素スタジアムなど都のスポーツ施設にも設置することにしています。

東京都や組織委員会などによりますと、およそ5000個のメダルを作るために8トン分のリサイクル金属が必要だということで、来年春までに目標を達成したいとしています。

東京都の小池知事は「まだまだメダル5000個には道のりが長いので、お住まいの区市町村の窓口などの協力ボックスにお持ちいただきたい」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180326/k10011378511000.html
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