逆風の中、自民党大会会場の品川駅前は騒然 シュプレヒコール、罵声… 左右団体が集結で

 自民党大会が開かれた25日、会場となった東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪近くのJR・京浜急行品川駅には左右の団体が集結し、騒然となった。

 品川駅前のロータリーには自民党大会が始まる午前10時前から人が集まった。過激派の一つ、中核派の機関紙「前進」が22日から集結を呼びかけていた。

 主催は「改憲・戦争阻止! 大行進実行委員会」。呼びかけ人には「とめよう戦争への道! 百万人署名運動」事務局長や、
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)などが名を連ねた。

 街宣車の前で「戦争教育許さない」「今こそ安倍を引きずり下ろせ」などとシュプレヒコールを繰り返した。

 駅の周辺には右翼団体の街宣車のべ数十台が集まり「おまえらの支持する政党に政権が担えるのかよ」などと罵声を浴びせ、一帯は騒然となり、カメラを構える外国人の姿もあった。

 主催の「改憲・戦争阻止! 大行進実行委」は同日午後、東京都千代田区の日比谷野外音楽堂で集会を開き、銀座でデモ行進をした。(WEB編集チーム)

http://www.sankei.com/politics/news/180325/plt1803250042-n1.html

デモ隊が持っていた「安倍を監獄に」と書かれたプラカードを奪い取った右翼団体の男性(左)=25日、東京都中央区(三枝玄太郎撮影)
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