【ハノイ時事】韓国の文在寅大統領は23日、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席と
ハノイの国家主席府で会談した。聯合ニュースによると文大統領は冒頭、
ベトナム戦争中の韓国軍部隊による民間人虐殺について「両国間の不幸な歴史に
遺憾の意を表する」と述べた。ベトナム政府の発表は、この発言やクアン主席の
応答に触れていない。

 文大統領は「未来志向で協力を深めるために、力を合わせることを望む」と語り、
両国関係の一段の発展を目指す考えを強調した。ベトナム政府によれば、両首脳は
経済やエネルギー、安全保障、労働など幅広い分野での連携強化で一致した。

 ベトナム戦争中、韓国兵らが地元住民を殺害する事件は複数起きた。
クアンナム省ハミ村で非武装の民間人135人が殺されたとされる1968年2月の事件から
50年になったのを機に今月中旬、現地で開かれた行事では、韓国側出席者が
土下座して謝罪した。(2018/03/23-17:50)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032301149&;g=int