http://www.yomiuri.co.jp/national/20180324-OYT1T50012.html

 いじめについて調査する京都府教委の付属機関「府いじめ防止対策推進委員会」(委員長・本間友巳京都教育大教授)は23日、府立高校の女子
生徒が教室の黒板に遺影を描かれるいじめがあったと発表した。


 女子生徒は不登校になり、別の学校へ転校して卒業したという。

 同委員会は昨年5月から、女子生徒の保護者の要望に基づき、いじめの有無などを調査していた。

 同委員会によると、同じ部活動だった生徒2人が2016年9月、女子生徒の前で、教室の黒板に女子生徒の似顔絵と額縁、祭壇などを描いた
。女子生徒は翌月頃から欠席が続き、昨年4月に転校したという。

 同委員会はいじめがあったと認定した上で、学内のいじめ対策組織の会議が2回しか開かれず、専門知識を持ったスクールカウンセラーも参加して
いなかったことなどから、「学校側は組織的対応ができていなかった」と指摘した。